ミュンヘンからの乗り継ぎ便が一時間遅れて ミラノのホテルに着いたのは夜の十時。アルペンサ空港で 閉店間際に買ったサンドイッチで 遅い夕食です。成田から17時間。疲れて到着しても 簡単に室内を整えられるよう 荷物をセットして来ています。部屋の椅子とテーブルも好きに動かして さあこれで居心地の良い部屋が出来上がりました。

 

一日目は お目当てのコモ湖へ。配色が美しいマフラーやスカーフをたくさん買えたのでラッキー !!  ついでにタクシーを飛ばしてアウトレットのアルビゼッティーへ。ちょうど昼休みになったところだったので 2:00まで待ちましたが 収穫はゼロでした。

 

来るときはきれいな私鉄で快適でしたが 帰りは国鉄。車掌さんの愛想は悪いし 暖房の効かない車両は古くてガタガタ。乗客は他に誰もいません。霧にけむった雪景色の中を進むので 成田からのフライトの映画「ポーラ エキスプレス」を 思い出します。

 

夕方、霧が立ち込める中 市内の問屋をまわりました。ファミリーでやっているセーター屋さん。Yashimaのパンフレットを見せると すっかり気に入ってくれて おいしいカプチーノを取ってくれました。閉店後になりましたが 息子さんは郵便局まで料金を聞きに。年配のオーナーは なぜか主人にペンを「for you」  私にはモード雑誌三冊を「for tonaight」 グラッチェ。

 

二日目は国鉄に乗ってジェノバの方へ。どう考えても三時間はかからないと思ったのが間違い。列車の間隔は遠いし、遅れて次の乗り換えに間に合わず。その又次の乗り換えもずれて たどり着いたのは七時間後。期待した買い付けも収穫なしで Oh my God !!

 

今日はユーロスターでフィレンツェへ。車体はかっこいいのですが スピードは踊り子号ぐらい。隣がイタリア人男性でしたので とっておきのナッツ入り Osenbeを。主人が「これはビールやワインに合いますよ。」 男性「ここにはお酒がありません。」主人「では imajinationで どうぞ」 味はかなり お気に召したようでした。

 

こんなにお天気の悪い夕方なら ウッフィッツィー美術館に入れるかもしれないと チャレンジしました。寒さに震えながらねばって ようよう入場。薄暗いNo10展示室に一歩入ったとたん 思わず「ウォッ !! 」。 あこがれの「ラ・プリマベーラ」と対面です。春の女神プリマベーラのドレスは 嬉しいことにフラワープリント。黒い木々の背景は 透けるようなグリーンがかったブルー。熱いものがこみ上げるって こういうことをいうんですね。No15展示室のレオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」は神々しくて 神が描いたものとしか思えません。ティールームでお茶をしながら 夕暮れのヴェッキオ橋を眺めて 至福のときでした。

 

フィレンツェはどこも古い街並み。丸くすりへった石畳なのに 靴屋さんに並んでいるのは みんな8センチはあるハイヒールです。皆さんどうやって歩くのでしょう?街中歩き回って タッセルの店を発見。ブレードやカルトナージュを買い込みました。サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局では バラの香水エルゴステリアや石鹸を。修道院を改装した店内は荘厳な感じで いかにも効き目がありそう。フローレンス焼きのショップでは かわいらしい食器を買いました。

 

フィレンツェで知り合った グルメなヨーコさんに おいしいレストランを案内してもらいました。途中の食料品店GRANA MARKETではノーボのオリーブオイルと フェンネルの香りがする 太くねっとりとしたサラミ、フィノッキオーナを真空パックしてもらってお土産に。レストラン Itarian Caffe'は古い建物の中。絵も調度品もアンティーク。席に着くとキャンドルが灯されます。さて このために寒い中 遠くまで歩いてきた 白いトスカーナ牛のステーキ タリャータ。本物を扱っているのはフィレンツェでも数軒とか。香ばしい炭焼きで やわらかくジューシー。 かむほどに甘い味がします。ウ〜ン ヴォ〜ノ !! ドルチェのチョコレートケーキはなめらかで これまた絶品 !!  写真はヨーコさんがホテルに届けてくれたクリスマスのお菓子 パネトーネです。

 

帰りの乗り継ぎ便は 心配した通り 一時間三十分遅れ。途中 気が気ではありません。トランジットのミュンヘン空港では 鍵のかかったドアーからドアーへ走り抜けて 出発直前に セーフ。すでに揃っている皆様からは 白い眼で見られましたが これもお国柄。 マッ イイデッショ

 

 

 

バックナンバー